top of page

大阪・関西万博の環境影響評価に係る「市長意見」に基づくロードマップ(鳥類の生息・生育環境への配慮)等についての環境NGOの評価・説明会(傘木宏夫会員)

◆開催趣旨

私たち環境NGO5団体※は、「博覧会協会が実施する鳥類の生息・生育環境に関する配慮事項をテーマとした共同検討」の場で、博覧会協会に対し、保全策を提案し、意見交換を行ってきました。そして、博覧会協会は、その検討結果を昨年12月13日に公表しました。

しかし、その内容は、私たちの提案は取り入れられず、環境アセスメントに関する「大阪市長意見」でも求められている保全策としても、まったく不十分なものと言わざるを得ません。

特に、博覧会期間中に整備される「静けさの森」「つながりの海」や鳥類の生息に配慮する空間についても、万博閉幕後は、更地として大阪市に返還されるため、万博開催のレガシーは何も残らず、世界的にもとめられているネイチャーポジティブと逆行するものとなっています。

この問題について私たちは、昨年12月13日にプレスリリースをし、12月23日には大阪市政記者クラブで記者会見も行いましたが、残念ながら報道される事はありませんでした。

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げる万博で、多様な鳥類、希少な植物に対する環境の保全・創出と言うレガシーが残されず、大阪市によってもレガシーを継続発展させて行く内容が、現時点で示されていない姿は、極めて残念であると考えます。

そこで、この問題を少しでも多くの方々に知って頂く事を目的に、以下の内容の説明会を企画しました。是非ご参加をお持ちしております。


※:環境NGO5団体 日本自然保護協会(NACS-J)、自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)、日本野鳥の会、大阪自然環境保全協会(ネイチャーおおさか)、日本野鳥の会大阪支部


◆日時 2025年1月31日(金)19:00~20:30

◆会場 Zoom会議(下記より事前登録願います)

◆共催 大阪自然環境保全協会、日本野鳥の会大阪支部、SDGs万博市民アクション

◆内容

<報告者>

垣井 清澄(大阪自然環境保全協会・夢洲生きもの調査グループ)

納家 仁 (日本野鳥の会大阪支部・支部長)

<タイムスケジュール>

19:00 開会(司会による趣旨説明)

19:05 報告「大阪・関西万博の環境影響評価に係る「市長意見」に基づくロードマップ(鳥類の生息・生育環境への配慮)等についての環境NGOの評価」

19:40 紹介「大阪湾岸に生物多様性豊かな干潟・湿地を取り戻すための共同宣言」 20:00意見交流 20:30閉会

◆申込み

タイトル「大阪万博アセス評価・説明会」とし、「所属、氏名」を記載の上、次に送信して下さい。

◆問合せ

傘木宏夫(NPO地域づくり工房)


最新記事

すべて表示
催事名:オンライン学習会「物流センターに由来する信号交差点交通需要の把握 ~市民からのシミュレーションの実践と課題~」

環境アセスメントにおいて交通需要の把握は、大気汚染や騒音・振動、さらに住民の関心の高い渋滞や交通安全などへの影響を把握する上で重要なポイントとなります。しかし、沿道住民がアセス図書の縦覧からその詳細を把握することは難しく、多くの場合は事業者のデータを信頼するしかありません。 市民グループの昭島渋滞シミュレーション製作委員会では、事業者のアセス図書や交通計画、さらに市民参加による現状交通量の測定など

 
 
 
【ご案内】オンライン学習会「アセス審査会での指摘は反映されたのか ~騒音の予測値をめぐって~」

GLP昭島昭島プロジェクトの都条例アセスにおいて、審議会で専門委員より「完全な誤り」と指摘された騒音の予測値について、評価書ではどのように修正されたのか、経過を追いながらアセス図書に基づいて検討します。 この学習会は、住民等がアセス図書を読み込む上でのヒントが提供できればと...

 
 
 
【ご案内】大規模イベントに対する市民からの持続可能性評価の取組みを紹介します

【9/23開催】大規模イベントに対する市民からの持続可能性評価の取組みを紹介します SDGs万博市民アクション(事務局:AMネット)は、「SDGsが達成される社会」を目的に掲げる大阪・関西万博を機に、これを市民の立場から点検・評価しながら、世の中の基準や持続可能性を高めるた...

 
 
 

コメント


〒100-0003  東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル7F
株式会社毎日学術フォーラム内

TEL:03-6267-4550 (お電話の際は「環境アセスメント学会事務局」宛と伝えてください)

bottom of page